西多摩新聞とし坊日記西多摩新聞とし坊日記

西多摩新聞掲載「とし坊日記」

第10回「いつでも夢を」―子供たちが安心できる場所を残すために―

檜原村で「東京うこっけい」を飼っている、とし坊です。 今、私たちのまわりで、とてつもない変化が起きていると感じています。インターネットによる情報ネットワークやAI(人口知能)の進化だけでなく、自然災害やウィルスの出現で、今まで絶対的な価値と思われていたものさえも、一瞬で瓦礫となることを目の当たりにしています。 年々広がる経済格差に、「結婚できない」「こどもを育てられない」などと感じる人もいます。日本は1994年に高齢社会、2007年に超高齢社会へと突入しました。今後も高齢者率は高くなると予測されています。日本における急速な高齢化は、医療や福祉の分野でも非常に影響が大きく、世代間格差がこれ以上拡大しないようなバランスの実現が、大きな課題となっています。 また、自分の子には十分な財産が残せると思っていても、世の中が荒廃すれば価値は変化します。病気や離婚をきっかけに、「貧困」状態に陥ると、抜け出すことが容易でないと感じています。

世の中に物が溢れかえる今、私たちに本当に必要なものは何でしょうか?  自分の記憶に残る子ども時代の楽しかった思い出は、自然の中で遊び、みんなでご飯をお腹いっぱい食べた時の事です。今の子どもたちも山や川で遊んで農作業の手伝いをして一汁一菜、火のそばで大人たちに守られて安心して眠る場所があればいいのだと思います。 こういったことが大切なのではないでしょうか。 自分にできる事に限りはありますが、賛同して頂ける方が増え本当に感謝しています。多くのボランティア協力や資金援助など、思いもしないネットワークが広がっています。 昨年から始めた「とし坊 旅日記」は、日本各地や世界を回って感じたことを綴っていく予定でしたが、現在の人生の旅途中の話になってしまいました。 今回で最終回となってしまいましたが、本紙面を通して多くの出会いもありました。本当にありがとうございました。

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