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2023大賞受賞

東京原宿のお寺 妙円寺の掲示板

先日、原宿に行った際江戸時代から神宮前にある妙円寺さんに寄らせて頂いた。

ご住職とは、かなり以前から事あるごとにお話しをさせて頂いており、こどもたちへの道徳・情操教育を考えている時にも、ご住職が発信されている内容が、いくつも自分の心に刺さっていた。

想い出深いものは、住職から教えて頂いた「お母さんとこどもの話」で、ももふねのこどもたちにことあるごとに話しているが、そのような話をこどもたちにする事は、道徳心の種を心に撒き、優しい心を芽生えさせ、人として心が成長し 心の果実を次の世代に与える。植物と同じ事に、世の中はなっているのではないかと思うからこそ、時折 ご住職の元を尋ねる。

妙円寺さんは、長年にわたり大変面白い取り組みを行っており、時にこども会の活動が盛んでした。そして今回なんと! 妙円寺さんの掲示板にあった言葉が、「輝け!お寺の掲示板大賞 2023」 に、選ばれたとの事で、本当にうれしく思いました。

ことばだけ 立派な者は 敵である 釈尊

[講評]2018年から続く「輝け!お寺の掲示板大賞」はある意味「ことば」のコンテストですが、お釈迦様(釈尊)は「ことば」だけでなく、「行動」が伴わなければならないと戒めておられます。『長部経典』の『シンガーラ経』の中には、「ことばだけを大事にするものは友ではない(敵である)」という言葉もあります。立派な「ことば」を語るだけでなく、その「ことば」を実践することの重要性を改めて教えてくれたこの作品に今回は大賞を送りたいと思います。(仏教伝道協会HPより)

原宿 蓮光山 妙円寺 ご住職のお話を聞き、自分の心が洗われました。

安らいで居眠りしているお地蔵様 (AI Amigos)

とし坊日記
神社仏閣に行くと、なぜか穢れが落ちる感じがしますが、パワースポットと呼ばれる所以でしょうか?

檜原村内でも、よく見られるお地蔵さん。
檜原村役場前は、地蔵通りとよばれていた事もあるらしく、山崎ハコさんの檜原村の歌にも出てくると言う。檜原村は、炭焼きがしていた家が多く、馬に乗せて五日市に売りに降りていたと伝え聞くが、山道で滑落して亡くなった場所には、馬頭観音があると教えられた。

馬頭観音(ばとうかんのん)は、仏教における観音菩薩の一尊で、特に馬の頭を持つ形態で表現されます。この形態は、馬の守護神として、また馬を通じて人々の苦難を救済する力があるとされています。馬頭観音は、農業社会において馬が重要な役割を果たしていたことから、馬の安全や繁栄、さらには馬に関わる人々の幸福を願うために信仰されてきました。

日本では、特に農村部での馬の保護や健康、長寿を願う信仰として広まり、馬頭観音を祀る寺院や祠が多く見られます。馬頭観音は、慈悲深い観音菩薩の様々な姿の一つとして、苦しみを持つすべての生きとし生けるものへの慈愛を象徴しています。また、死後の世界を旅する魂を導くとも言われ、そのために旅人や死者の魂の守護神としても信仰されています。

馬頭観音は、仏教美術においても独特の表現で描かれることが多く、馬の頭を戴いた姿や、時には人間の形をした身体に馬の頭を持つ像として表現されることがあります。信仰の対象としてだけでなく、芸術的な価値も高い存在として、多くの人々に親しまれています。