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自己肯定感が低いままだと問題が!【③症状篇】

全5回の3回目です!  症状が出ていると思ったら、すぐに相談!

自己肯定感が低くても病気ではありません!
しかし、心理的な負担は大きく、実生活に悪影響が生じる恐れがあります。
自己肯定感が低いまま放置していると、次のような問題が生じる場合があるでしょう。
・人間関係が難しくなる
自己肯定感の低さは自分だけの問題ではありません。
周囲とのコミュニケーションにおいても支障が出てきます。
そのため、良質な人間関係を築くのが難しくなるでしょう。
自己肯定感が低い人は、自分の考えを主張することに抵抗を感じ、明確な指示やアドバイ
スを出すことも苦手です。
また、自分が批判されることも苦手なので、コミュニケーションが困難になってしまいま
す。
この結果、新しい友人ができなかったり、仲間たちの輪に入れなかったり、大勢でいても
孤独を感じたりしてしまいます。
・職場や学校での評価が低下する
自己肯定感が低いと、「自分は何をやってもうまくいかない」という思い込みが強まって
しまいます。
このような意識は学校や職場での活動に対する自信を奪ってしまうため、パフォーマンス
が下がってしまうでしょう。
そのせいで評価が低下することも考えられます。
学校での成績が落ちたり、職場での成績が悪くなったりする恐れがあります。
・精神的な問題や病気が発症する
人間関係や低い評価のストレスから大きな精神的負担を抱え、うつ病や不安障害、パニッ
ク障害につながる恐れがあります。

■自己肯定感の欠如は引きこもりにつながることもある?~高校生の孤独な闘い
自己肯定感が低く、東京牧場に来ていた高校生の話を紹介します。
主人公は雄太郎君です。
雄太郎君は笑顔で挨拶し、時には友達と楽しい時間を過ごす普通の高校生でした。
しかし、雄太郎君の心の奥底には暗い影がひそんでいました。
雄太郎君は自分に自信が持てないという問題を抱えていたのです。
その原因は、いつも周りの人たちと自分を比べてしまい、自分はダメだと感じることが多かったからです。
雄太郎君は成績が芳しくないこともあり、自分の能力に疑問を抱いていました。
そんなある日、クラスでプレゼンテーションをする日がやってきました。
雄太郎君は前日から不安で眠れず、何度も家で練習をしました。
それでもプレゼン当日、雄太郎君は本番で緊張のあまり声が震え、言葉が詰まってしまったのです。
クラスメイトたちは雄太郎君の様子を見て笑ってからかい始めました。その瞬間、雄太郎君はますます自分を責めました。
これは雄太郎君の自己肯定感がますます低下する出来事でした。
雄太郎君の生活は次第に悪化していきます。
彼はますます引きこもるようになり、学校へ行くことがつらくなってしまいました。
今まで楽しく遊んでいた友人たちとの関係も次第に希薄になり、自分の心の中に閉じこもるようになります。
さらに、雄太郎君は自分の将来についても不安を感じるようになりました。
他の生徒たちは進学先や夢に向かって前進しているように見え、自分だけが立ち止まっているように感じたからです。
雄太郎君はどうしても自分に自信が持てず、前に進めません。
未来への不安は募る一方で、心はますます暗くなっていきました。
雄太郎君のように自己肯定感が低い高校生は、孤独で苦しい闘いをしています。
彼らは自分の価値を見出すことができず、引きこもりや精神的な問題に苦しむことがあります。

●そのまま放置しないで
自己肯定感が低いと、暗い人生になりがちです。
消極的になってしまい、やりたいことにも挑戦できず、難しい状況に対しては抵抗を感じてしまいます。
結果的に進歩が阻害され、成長のチャンスを自ら失ってしまうでしょう。
成長できる貴重な機会を失わないためにも、自己肯定感の低さを放置していてはいけません。今は自己肯定感が低くても、これから高めることができます。

人にはわからない苦しみを、カウンセリングで吐き出せば、きっと楽になります。
症状が悪化しないうちに、自分をいたわりましょう!