七夕飾り用の竹を保育園へお届けしました

園内に飾られた大きな笹を見上げた子どもたちは、「お願いごとが届くかな」と目を輝かせながら、一人ひとりの願いを短冊に込めていました。本物のさらさらと響く音や青々とした香りに包まれながら迎える七夕は、子どもたちにとって忘れられない季節の思い出になります。

子どもたちは毎年、横浜の畑で芋掘りも体験しています。夢中になって土を掘り進めると、土の中からお芋が顔を出します。そして、「見て!つながってる!」「お母さんのお芋と赤ちゃんのお芋みたい!」と歓声が上がります。土の中では、お芋が家族のように寄り添いながら育っていることを、自分の手で掘りながら感じるのです。

収穫したお芋は、みんなで焼き芋にします。焼き上がる香ばしい香りに胸を弾ませ、熱々のお芋を「おいしいね」と笑顔で頬張る時間。土の感触、葉の匂い、焼き芋の温もりや甘さ…。自然は、五感すべてを使って学ぶことのできる最高の教室です。

私たちは、子どもたちの生きる力は、自然とのふれあいの中で育まれると考えています。自然は答えを教えてくれる先生ではありません。「どうしてお芋はつながっているの?」「竹はどうしてこんなに大きくなるの?」そんな小さな「なぜ?」を子どもたちの心に育て、考える力や命を大切にする心、そして未来を生きる力を育んでくれます。

こどもたちには、社会や自然とのつながりがもっと必要です。 子どもたちは季節を感じ、日本の文化に触れ、自然とのつながりを感じています。畑と保育園がひとつにつながることで、子どもたちの学びは園庭の中だけで終わらず、地域の自然へと広がっています。

竹が空へ向かってまっすぐ伸びるように、子どもたち一人ひとりも、自然の中でたくさんの感動や発見を重ねながら、健やかに、たくましく育ってほしいと願っています。

新山下二丁目保育所 施設長 小林 千恵