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老舗ステーキ&ハンバーグ店「GGC」三代目が紡ぐ、家業への想いと未来

― 東京牧場が応援する“あとつぎ”の挑戦 ―

群馬県庁「GUNMAアトツギ部」のマッチングをきっかけに実現したプロジェクト。GGC三代目・福島志緒さん(左)と、群馬県庁あとつぎ部担当者(右)。

群馬県高崎市にあるステーキ&ハンバーグの老舗「GGC」は、2025年に創業50周年を迎える。
現在、三代目代表を務めるのは福島志緒(ふくしましおん)さんだ。

子どもの頃から店の2階で暮らし、自然と家業に寄り添って育った福島さん。一度は外の世界へ飛び出し、海外生活も経験したのち、コロナ禍をきっかけに家業へと戻ってきた。

「自分の仕事」と向き合う中で出会ったのが、群馬県庁が運営する後継者支援プロジェクト「GUNMAアトツギ部」。そのマッチングを通じて、東京牧場も支援者の一員として関わることになった。

味と想いを未来へつなぐ、三代目の挑戦を紹介する。

継ぐ決意は、お客様の「ありがとう」から

創業50周年を迎える老舗ステーキ&ハンバーグ店「GGC」(群馬県高崎市)。

群馬県高崎市で創業50年を迎えるステーキ&ハンバーグ専門店「GGC」。
店内には今日も変わらぬ賑わいがある。

「お客様から“ありがとう”と言ってもらえるのが、本当に嬉しいんです」

そう笑う福島さんは、GGC本店2階の自宅で育った。物心つく頃からお店は日常の一部。家業に強い反発を抱いたことはなく、生活と店は自然と溶け合っていたという。

しかし一度は地元を離れ進学。卒業後は旅行代理店勤務を経てインドへ渡る。不動産会社で働きながら、多様な文化と価値観に触れた。

「インドの人たちは本当にポジティブで、強さと明るさにあふれていました。そのマインドに大きな影響を受けました」

家業を継ぐ決意の背景には、海外経験と“自分の仕事”への問い直しがあった。

そんな海外生活も、2020年のコロナ禍で一変する。ビザ取得のための一時帰国中に世界がロックダウン。日本に留まることになり、家業を手伝い始めた。

当初は一時的なつもりだった。しかし店に立ち、お客様から直接「ありがとう」と声をかけられる日々のなかで、仕事への向き合い方が変わっていった。

「これは、もしかしたら自分の仕事なのかもしれない」

そう感じ始めた頃、出会ったのが「GUNMAアトツギ部」だった。

群馬県庁「GUNMAアトツギ部」との出会い

そして東京牧場とのマッチング

GUNMAアトツギ部は、群馬県内で事業を引き継いだ、あるいはこれから承継予定の後継者を対象に、伴走支援やコミュニティの場を提供する県のプロジェクトである。

福島さんが参加したのは2年目。令和6年度からは、後継者が自ら支援を求め、それに応えたい支援者とをつなぐ“マッチング型”へと進化した。

「後継者と支援者をつなぐ橋渡し役に」群馬県庁 地域企業支援課・GUNMAアトツギ部担当。

群馬県庁のあとつぎ部が橋渡し役となり、GGCと支援者との出会いが生まれた。
その支援者が、東京牧場である。

東京牧場は、事業承継に挑むあとつぎの可能性を応援する立場として本プロジェクトに関与。
GGCと対話を重ねながら、新たな商品開発の構想を具体化していった。

福島さんは、刻み食やペットフードの開発といった新たな挑戦に取り組む。
これまでのステーキ・ハンバーグの枠を超え、「食」を通じてより多くの人に届く形を模索するプロジェクトが動き始めた。

アトツギ部が提供するのは、単なるノウハウや資金ではない。
後継者の想いに耳を傾け、伴走しながら形にしていく“関係性”そのものだ。

東京牧場もまた、その伴走の一員として、福島さんの挑戦を支えている。

これまでの想いをつなぎ、創業100周年へ

GGCの経営理念は「来た時よりも幸せに」。

お店に足を運んだ人が、帰るときには少しでも幸せな気持ちになってほしい。
その想いは、祖父から父へ、そして今、福島さんへと受け継がれている。

現在は二代目である父・福島健司さんと役割を分担しながら経営を学ぶ日々。
「父とはお互いが心地よい距離を保ちながら、信頼して仕事をしています。祖父もまだ元気で、小さな作業を手伝ってくれるんですよ」と福島さんは微笑む。

2025年に迎える創業50周年。
その先に見据えるのは100周年だ。

「いつ来てもあたたかく迎えられる店であり続けたい。そしてGGCの味が、地域の人の記憶の一部になれたら嬉しいです」

三代目の挑戦は、家業を守ることだけではない。
受け継いだ想いを、時代に合わせて進化させること。

東京牧場はこれからも、そんな“あとつぎ”たちの一歩を応援していく。

東京牧場代表コメント

今回のプロジェクトに支援者として関わった東京牧場代表は、あとつぎ支援の意義についてこう語る。

「事業承継は、単に“継ぐ”ことではありません。
受け継いだ想いを、自分の時代にどう表現し直すか。その挑戦こそが価値だと思っています。
福島さんの姿勢には、守る強さと変える勇気の両方を感じました。
私たちは支援者という立場ですが、実は学ばせてもらっているのは私たちの方かもしれません」

さらにこう続ける。

「群馬県庁のあとつぎ部がつないでくれたご縁があったからこそ、このプロジェクトは動き出しました。
行政が橋渡しをし、地域の企業が支え合う。そんな仕組みが広がれば、日本の中小企業の未来はもっと明るくなるはずです」

東京牧場はこれからも、挑戦するあとつぎと伴走し続ける。

◯GUNMAアトツギ部 Note「【株式会社GGC】プロジェクト進捗状況!」
https://note.com/gunma_atotsugi/n/nb5337e41b017
◯株式会社GGC 公式HP
https://happyisland.jp/