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大量絶滅のリセットはいつ?

地球のリセットボタンは、いつ押されるのか?

次のリセットは、人類自身が押すのか?
環境悪化で、元に戻れないところまで来ていると言われる地球。環境問題に対応することで、地球の悪化はとまるのか? もう既に何をしても手遅れなのか?   この元に戻れるか否かの限界点を 「ティッピングポイント」と言います。 この点を超えてしまったのであれば、その悪影響を受けるのはこどもたちです。

過去5回の地球リセット

地球の生物史においては、これまでに大規模な絶滅イベントが5回確認されています。これらは「大量絶滅」と呼ばれ、地球上の多くの種が短期間に絶滅した出来事です。これらのイベントは以下の通りです:

  1. オルドビス紀-シルル紀絶滅事件(約4億4,400万年前): 海洋生物が大量に絶滅した。この絶滅の原因は、気候変動、特に氷期の到来による海水準の低下と考えられています。
  2. デボン紀絶滅事件(約3億7,200万年前): 二回にわたる絶滅波があり、特に海洋生物に大きな打撃を与えました。原因には、酸素濃度の低下や海洋環境の変化が含まれると考えられています。
  3. ペルム紀-三畳紀絶滅事件(約2億5,200万年前): 地球史上最大の絶滅イベントで、種の90%以上が絶滅したと推定されています。この絶滅の原因は完全には解明されていませんが、火山活動による極端な気候変動が一因であると考えられています。
  4. 三畳紀-ジュラ紀絶滅事件(約2億年前): この時期にも多くの種が絶滅しましたが、具体的な原因はまだはっきりとしていません。火山活動や気候変動が関与している可能性があります。
  5. 白亜紀-第三紀(K-T)絶滅事件(約6,600万年前): 恐竜を含む多くの種がこの時期に絶滅しました。この絶滅の主な原因は、メキシコのユカタン半島に落下した巨大な隕石と、それに伴う環境の変化だと考えられています。

これらの大量絶滅は、地球の生物多様性に深刻な影響を及ぼし、生き残った種の進化に新たな方向性を与えました。また、これらの大規模絶滅イベントの間にも小規模な絶滅が多数発生しています。現在、人間の活動による生物多様性の損失が進む中で、第六の大量絶滅が進行中であるとの指摘もあります。

人類は滅亡するのか? 人が希少種となる世界が来るのか?

今、私たちは地球環境を考えた行動を起こさせなければなりません。巨大隕石が来ないとしても、自分たち自身で大量絶滅イベントを起こすと思えてなりません。ティッピングポイントを超えてしまったか?